2011年5月30日月曜日

さよなら

鏡にうつる後ろ向きの自分にさよなら
ショーウィンドウにうつる気にしいの自分にさよなら

長く長い夕方
肩越しに見える自分の影にさよなら
サイドミラーに流れる過去の自分にさよなら


今、この瞬間も
前を向くしかないのなら
目を見開いて
思いきって進んでいくしかないのなら

振り返るのはもうおしまい


今日の自分にお礼を言って
ありがとうってちゃんと言って


そしたらもう
さよなら

Middle of nowhere

右と左が
白と黒が

こん中にあって
こん中で同居して
振り回されんだ


前も後ろも
青も赤も

わかんなくなって
ぐちゃぐちゃんなって
目が回るんだ

上と下の
ネガティブとポジティブの

境がなくて
際が見えなくて
不安になるんだ
怖くなるんだ


いったい
今、どこにいるんだ?
どこに在るんだ?

誰にも 泣きじゃくって 甘えまくって ニコニコ愛想振り撒いてた そんな淡い時代があって 体が大きくなって だんだんずる賢くなって 必要ウソなんて言いながら 自分を偽るような そんなずるい毎日を送って やがてまた気づくときには 白髪になって 杖つくようになって 少しずつ小さくなって 見えなくなって 聞こえなくなって そうしてまた無に還っていくんだ

2011年5月21日土曜日

君へ

人に愛される幸せと
人を愛せる喜びを


いつまでも
いつまでも

その胸に

2011年5月19日木曜日

ため息 そして伸び

一つ一つのボタンをかけ違えたような
そんな空振りばかりの一日

何気ない一言が
大事な誰かを傷つけて
フォローのつもりがすれ違い


「あぁ、今日はついてね~な」
なんて呟いてみても心は晴れず
今も曇り空


ん~っ!

どうか明日は晴れますように

2011年5月8日日曜日

暗黙の道

この街は
この国は
どこへ向かうのだろう
何を目指して行くのだろう

何も変わらない

毎日が
人が

今日も歩く
こんなにも先の見えない
行く末のわからない道を

空にも
大地にも
流れる川にも
その先の海にも

僕らの垂れ流す文明という名の
驕りと澱

それらは

目を曇らせ
耳をふさぎ
息も吸えず
しびれる舌

どこへ向かうのだろう
何を目指して歩くのだろう

闇へと向かう汚れた道が
昨日と同じように続き

今日も進む

行く末のわからないこの道を

ゆらぎ

やがて消えてしまいそうなくらい
弱々しく
揺れている

揺らいでいる


通りすがりの紫煙の向こうに
夕焼けのつくる影の先に

僕がいない
どこにも僕はいない

2011年5月2日月曜日

ある家族の情景

「ママがいい」と泣き叫ぶ子供の
その母親のお腹には
今か今かと待っている
新しい命

「パパじゃだめ?」と尋ねる
その向かいに立ち、
困惑した悲しげな父親の
柔らかな眼差しは
その大きな愛は
その空気を優しく包み


されど、

やがてその女の子を抱き上げんとす母親の
その温かな口調は愛に満ち満ちて


ああ、やはり母は強し


そして いつか
その女の子にも
きっと同じ日が訪れ

言葉の海で

溢れ出るその一つ一つを
丁寧に丁寧にかき集めて

そしてこぼれてゆく一つ一つを
そうっとそうっとすくい集めて

やがて形を成すそれらを
やさしくやさしく束ねて

一つの詩としてみるものの
未だ 満足のいくものはなく


今日もその海に漂い
やがて浜にうち上げられ
再び波に飲まれていく

Coward

所詮 弱虫だよ

言いたいことも言わず
伝えたいことも伝えず

今日も一人悶々としてる


ただの 臆病者だよ


良いとこだけ見せて
やさしい言葉だけかけて


その奥にある
苦しみも悲しみも話せないなら

一握りの勇気さえ
奮い起たせることができないのなら


鏡に映る自分の姿を
見て見ぬふりしてるだけだよ